カテゴリー: まちづくり

これからのつくば市をどう変えていくか

  • みんなが集う場所のある街:支え合ってくらすために

    人は誰でも、必ず老化する。

    これは自然現象であり、仕方ないこと。

    まだまだ若いと思っていても、気がつくと視力は落ち、耳も聞こえにくくなる。

    メガネをかけ、補聴器を使えばその機能を補うことはできる。

    しかし、足腰が弱って長い距離を歩けなくなる。車の運転も危険となり免許を返上せざるを得なくなる。こうなると、結構大変だ。

    自分一人では、日常生活に必要な買い物にも行けなくなる。

    そのうち、お買い物ロボットが開発され、一家に一台ロボットがあるということになれば別だが、それまでは誰かに支えてもらうことが不可欠となる。

    同居する家族がいればいい。今の核家族化が進んだ時代に、家族に頼ることもままならない。

    離れたところに住む成人した子どもたちがいても、親の介護のために実家に戻ることは困難な場合が多い。子どもたち自身の生活を維持しなければならないからだ。

    そういう高齢者が、誰かの支えを受けながらも、今まで通り住み慣れた自分の家で住みたいと思ったとき、わたしたちが住むまちにどれでかの支え合う仕組みがあるだろうか? もし、そんな仕組みがあったらどんなに助かるだろうか?

    そのような仕組みを作るためにまず必要なことは、その町に住む住民同士がお互いに顔見知りになることである。

    顔見知りになって、お互いおしゃべりができるような関係構築ができれば、ちょっとしたお買い物を頼むことはできるかもしれない。

    顔見知りになると言ったって、それはなかなか簡単ではない。
    普段から、一緒に話し合ったり共通の趣味を通して行動するなどの場が不可欠だ。

    わたしたちは、そんなことを思って雀の学校を利用しています。

  • 一人でも安心して暮らせるまち:交通問題


    つくば市の人口はここ数年増加傾向にあり、今年の統計では25万人を超して水戸市に次ぐ県内2位の人口が多い市となっています。しかし、その人口構成を見ると、いわゆる高齢者とされる65歳以上の人口割合は20%以上と高齢化社会の実態を表していますし、その中でも高齢単身者割合は12.3と増加傾向にあることは県内の他地域と変わりありません。要は一人暮らしの高齢者がこれからも増えていくことが予想される中で、住み慣れた我が家でこれからも安心して暮らしていけるにはどうしたらいいか、これはつくば市の抱える大きな課題と言えるでしょう。
    例えば、一人暮らしの高齢者にとっての悩みの一つが移動手段の問題です。
    バスの運行本数はどんどん減らせれ、私の住む団地の場合ですと、ここから出るつくばセンター行きバス路線は廃止され、土浦駅に行くバスの本数はほとんど半分以下になってしまいました。その結果、例えばつくば市役所に行こうとすると、一旦土浦駅行きのバスに乗り途中でつくばセンター行きのバスに乗り換える、さらにそこからTXで研究学園駅に行きさらに歩くと言うことになります。何時間もかかります。同じような問題は、他の地域でも起き得ます。
    もっと気軽に利用できる公共の交通手段はないのでしょうか。
    現在の交通システムが機能不全になってきた場合、それに代わる移動手段は、いくつか考えられます。今年1月にはつくば市で自動運転バスの実証実験が行われました。しかし、解決していかなければならない課題も多いと聞きます。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20240119/1070023240.html

    今は自家用車を使っている人も、いずれ運転免許を返納しなければならない時が来るでしょう。そのことを今から考えておかなければなりません。例えば、つくば市内を走るつくバスのより効率的な運行方法を考えるというのもその一つでしょう。誰も乗っていないつくバスの走る姿を見ると悲しくなります。路線やバス停の位置を利用者ニースに合わせてダイナミックに変えることができれば、利用率も上がるかもしれません。新技術に頼ることも必要ですが、現実的に今からでもできることを皆さんと一緒に考えていきましょう。

  • これからのつくば市の姿を考える

    8月3日(土曜日)13;30〜15:30
    下広岡交流センターホールで意見交換会を実施しました。

    はじめにカモメと雀の会の活動紹介
    そのあと、砂坂善成氏により「私の提案するつくば市の姿」について説明
    その話を受ける形で、5つのグループに分けて討論
    各グループごとにそこで出された意見を紹介
    最後に、砂坂氏がそれらの意見を行政に伝えることがまさに私のこれからの役割と考えていますと挨拶。
    さらに、これまで桜ニュータウンの中で市議会議員金子かずお氏をサポートしてきたメンバーがそれぞれの意見を述べる。

    そんな流れで意見交換会は進められました。
    みなさんからは、つくば市の中でも最も高齢化率が高い桜ニュータウンがこれからどんなふうに住民同士が支え合っていくか、それがつくば市の将来を大きくリードしていくことになると前向きな意見がたくさん出されました。

    その意味で、意見交換会は大成功だったと思います。